iba 2009 見本市レポート その3
iba 2009 見本市の会場内では、10月3日から6日の4日間にわたり、「第2回 iba cup」(パン作り世界選手権)が行われていました。
出場招待国は、韓国、スイス、アイルランド、中国、イタリア、ロシア、日本、ポーランド、フランス、チリ、デンマーク、クロアチアの12ヶ国です。
「故郷を表現する」というテーマで、パン、焼き菓子、パイ生地など、いくつかの決められた課題を盛り込んで、各国の代表選手二名がペアーを組んで、腕を競い合いました。
そして来場者は、一日に三カ国の代表チームが会場内に設置された工房内で、作品を仕上げていく様子を間近に見学することができるうえ、すでに制作を終えた国の展示作品をじっくりと鑑賞することができます。
私は二日目に来場したので、中国、イタリア、ロシアの選手たちが、それぞれ果敢に奮闘している様子をガラス越しに見学です。
こちらはロシアのチーム。
この生地がどんな作品に仕上がっていくのでしょう?
イタリアの代表選手は、生地を計量して分割すると、両手を使って、ものすごい超スピードで生地の丸め作業です(汗)。
そして中国チーム。
細長く伸ばした生地を五本つないで編み込みパンの成形をしていました。
すでに前日に制作を終えた国の作品は、近くの展示台に…。
まずは韓国の作品。
とっても手が込んでいて、まさに芸術作品!
こちらはアイルランドチームです。
そしてスイスチームの作品。
個人的にはスイスの作品にとても心が惹かれました。
どれもかわいらしくって、食べてみたい♪ と思わせるほどにおいしそう♪
思わず一つ、ひとつの作品をカメラに撮りたくなってしまうほどです(笑)。
そしてこちらの台の上には5日(月)に出場する日本チームの作品が飾られますが、まだ前日だったために作品を拝見することができずに残念。
日本の代表選手はブーランジュリーオーヴェルニュのオーナーシェフ井上克哉さんとパン工房BONELLOの中谷幸司さんです。
井上さんがご自身のブログで第2回 iba cupに向けての意気込みを綴られており、デュッセルドルフの日本人向けパン屋さんで練習された様子なども記事にしていました。
そしてこの大会はすでに日程を終えておりますので、昨日、審査結果が発表されているのですが、一位はフランス、二位はポーランド、そして三位には韓国が選ばれたようです。
また世界大会が終わったあとの7日と8日には、ドイツのパンマイスターによる第1回国内大会の最終選考が行われます。
最終ステージに残ったのは、28チーム、56人の中から、7チームの14名。
この中にデュッセルドルフでドイツ人に人気のパン屋さん「Hinekel」のマイスターが二名、選ばれているので、大いに注目したいところです。
こちらのテーマは「Typisch deutsch」。
果たしてドイツらしさを表現できるペアーはどんな人たちなのでしょう。
by milkieko_cafe | 2009-10-08 05:14 | あれこれ