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ホットドックパンとコッペパン


先日、お教室でホットドックパンを作っているときに、
「ホットドックパンとコッペパンの違いは何ですか?」
と質問をされたのですが…。

ハテ? 形状の似ている二つのパン。
そう言えばどんな違いがあるのでしょう? 

と言うことで、調べてみました。(汗)


「コッペパン」という名称は和製外来語。フランス語とポルトガル語から成る合成語で、「コッペ」はフランス語で「切られた」を意味する「coupé」が訛った物とされる。フランスパンの一種に「クーペ」があり、これが日本のコッペパンの原型になったとする説もあるが、フランスパンとは原材料が異なり、フランスパンよりもやわらかい。コッペパンは見た目はホットドックバンズに似ているがホットドックバンズよりも砂糖、脱脂粉乳、油脂などの副材料の割合は少なく、材料は角食パンに近い。 

バンズ(英語のパンの複数形)とは甘味または塩味の小型のパンのこと。
ホットドッグ用のバンとして、北米では柔らかく甘みのあるやや角張った小さめのものが用いられるのに対し、日本ではコッペパンを小型にしたような形状のロールパンや、表面の固いフランスパンのような生地のものが好まれる傾向にある。

~以上、wikipediaより~


つまりコッペパンはひとつのパンとしてきちんとした定義を持ち、ホットドックパンははさんで食べるパンのことを指すようです。

と言うことは、お教室で作るホットドックパンは、本来はコッペパンと呼ぶのがふさわしいのかな…?(笑)

で、何でこのような質問話になったかと申しますと、学校の給食で食べたコッペパンが話題にでたからなのでした。

なつかしいですねぇ~。
給食の時間に食べたコッペパン。

ただのコッペパンはパサついたイメージがあり、あまり好きではありませんでしたが、グラニュー糖やきな粉がまぶしてあった揚げパンは大好きでした。

これが上述のwikipediaの続きによると、学校給食においてコッペパンがしばしば登場していた理由として
①栄養的で食生活の改善に役立つ
②麺よりも衛生的
③取り扱いが容易
④加熱調理がないぶん経費が安い
⑤主食として飽きがこない
の五つの点が上げられていました。

③と④はよくわかるけど、①はちょっと疑問。

1950年(昭和25年)当時の学校給食用パンの規格では、原料配合率は小麦粉100・砂糖3・マーガリン2・イースト2・食塩1.7、含水率は37%以下、製品重量は10食あたり1424gとなっている。
という記述を見ればわかるとおり、これはマーガリンが健康に良いとされていた時代のお話でしょう。

⑤も好き嫌いがありますからねぇ~。
私みたいなパン好きだったら良いけれど、たいていの人は毎日、コッペパンを食べていたら、実際は飽きるのではないかしら…?

なのでやっぱり何かをはさんで食べたいお教室のコッペパンです。(笑)

お手軽なところでは、やっぱり王道のソーセージ。
夕食のひれカツが余ったら、カツサンド。
焼きそばをはさんだ焼きそばパン。
いえいえ、ジャムとバターというシンプルさもなかなかですよ。

お教室のコッペパンは生地の半量でゴマを上面につけて仕上げるスティックパンも作るので、サイズはミニサイズに仕上がっています。

どうぞ、お好きなものをはさんで召し上がれ~♪


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by milkieko_cafe | 2011-08-06 02:04 | あれこれ