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食べ比べ・バター その1

かねてよりずっとやってみたかったお題のひとつ。
バターの食べ比べです。(汗)

今回は「普段使いにちょっと贅沢なバター」をテーマに、Kaufhofの地下食料品売り場で買えるフランスバターを中心に味の違いを10名の皆さんとご一緒に確認しました。

まずは無塩バターを9種、その後、有塩バターも同じく9種、そして最後に粒塩バターを3種の合計21種類。
これは食べ比べの限界を完璧に超しておりましたねぇ~。(笑)

バターは包装をひとつずつとって、適当に切ったものをお皿に並べたので、実際に食べ比べをしているときは、皆さんにはどのブランドのバターを食べているのかがわかりませんでした。
そしてこれが予想以上におもしろい結果につながったのです!

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ではまずは無塩バターからご紹介です。

1.フランスバター・PRESIDENT la Motte (250g) 2.69Euro
最近ではREALのスーパーでも購入可能。
可もなく不可もなく…

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2.フランスバター・ECHIRE (250g) 3.69Euro
やっぱりバターはエシレが一番。と感じていらっしゃる方は多いですね。日本へ一時帰国をする際に、お土産に持参する方も多いです。
確かに風味あり。でも意外にエシレというブランドを知らずに食べると、他のバターと大差を感じませんでした。

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3.フランスバター・PAYSAN BRETON (125g) 1.49Euro
ブルターニュ地方のバターです。250g包装のほかに、半分の125g包装が買えるのはうれしいです。
まあまあという感想と甘みがあり後味が良いという人と味の感じ方に違いがありました。

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4.フランスバター・BEURRE D'ISIGNY-Beurre de baratte (250g) 2.99Euro
樽バターという表示のついたノルマンディ地方のバターです。
ふわっとした感じ。

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5.フランスバター・BEURRE D'ISIGNY-APPELLATION DORIGINE PROTEGEE (250g) 2.49Euro
こちらは4と同じ会社のもの。ミルク風味はすっきりして油っぽくなく食べやすい。

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6.フランスバター・Pamplie (250g) 2.84Euro
ボルドーのバターです。香りがあり、まったりしている。
こちらはMETOROのスーパーで購入しました。

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7.イタリアバター・BEPPINO OCCELLI (250g) 2.49Euro
イタリアはピエモンテ州のバターです。オリーブ油の国でバター?と意外性あり。
袋を開けると牛の模様がついています。
やわらかく甘みあり。乳臭いという感想も。

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8.スイスバター・FLORALP (100g) 2.50Euro
お教室のSさんがお土産に買ってきてくれました。包みがかわいくてホワイトチョコレートみたいです。
油っぽさを感じつつ、ドイツのバターに近いようです。

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9.ドイツバター・ALPENBUTTER (125g) 0.89Euro
このブランドはいつもお教室で使っているドイツのバターです。クセのないのが特徴ですが、なぜか落ち着く味?

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以上の無塩バターは個々の味の違いを見極めるのが難しく、油っぽい、あっさりしている、味がない、乳臭い。などの表現方法が多く見受けられました。

で、どれが一番、気に入ったバターだったのか、おひとりが二つまで選べる多数決をとったところ、なんと、なんと一番多く、票が集まったのは9番のドイツバターだったのですよ~。

え゛っ~、と思わず奇声があがりそう。(汗)
この結果は本当に思いがけずのびっくりでした!
まず試食が終わったあとのバターリストを見て、皆さんが騒然となったわけですね。(笑)
まさか、おいしいと感じたバターがいつものドイツバターとは思っていないわけですから。

これがドイツの味に慣れてしまった結果なのかは定かではありません。
ただ、私たちは日ごろ、意外にも「フランスバター」「エシレ」というネーミングにかなり踊らされているのかも…?

ただし最終判断は味の好みにかなり左右されるので、これらのバターをパンの材料として焼いた場合に、どのようにお味が変化していくのか…もかなり興味深いテーマとなりました。

明日はこの続きで有塩バターの結果をお知らせします。

なかなかやるじゃん。ドイツ♪


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by milkieko_cafe | 2011-08-31 05:21 | あれこれ